yoppa.org



第1回:ガイダンス

自己紹介

田所 淳(たどころ あつし)

1972年千葉県生まれ。昨年度より、千葉商科大学商経学部非常勤講師。政策情報学部非常勤講師、政策情報学研究科客員講師(非常勤)。

研究領域:コンピュータ音楽。普段の仕事:Webデザイナー、プログラマー。

e-mail:tado@cuc.ac.jp

履修にあたっての注意

成績について

以下のように、出席と履修態度、中間課題成績、最終課題成績の3つの要素を総合的に評価します。きちんと出席して、課題を両方とも提出すれば、落第することは、まず無いと思います。

  • 出席、履修態度:30%
  • 中間課題:30%
  • 最終課題:40%

教科書

ありません。

参考となる図書、URL、DVDなどは授業のなかで適宜紹介します。

この講義のねらい

普段Flashなどを用いてサイト制作をしていて、「文字情報だけあればいい」「アニメーションいらない、うざったい」「重い」「デザイナーの自己満足」といった意見を耳にします。

もともと研究者の論文などを共有するために開発されたWorld Wide Web(WWW)というメディアは、基本的には文字を中心にしたメディアであり、いまでもその中心は文字情報であるといえます。テキストの部分(ノード)同士をネットワーク上のハイパーリンクでくもの巣のように張りめぐらせるというアイデアで、WWWは爆発的に普及してきました。Webブラウザに表示される、サイトの1画面分を「1ページ」と呼ぶことからもわかるように、「本」を念頭にWWWを見ている人が多いでしょう。そうした歴史的な流れから考えると、WWWは既存のテキストの機能を技術の力で飛躍的に高めたものと考えられます。

しかし、Webとはそれだけなのでしょうか? 文字とそれに付随する図表だけで、全ての内容を表現することが可能なのでしょうか?こうした疑問がこの講義全体を通したテーマです。せっかく無限の可能性をもったメディアを自由に使う環境が構築されているのに、我々はその可能性のごく一部分しか利用していないのではないでしょうか。「テキストがあれば十分」という思い込みが、その先の可能性を見る妨げになってはいないでしょうか。「WWW=ハイパーテキスト」という固定観念から逃れて、既存のシステムの裏をかくようなWebサイトがもっとあってもいいのではないでしょうか。

この講義では、「Web動画表現技法」という講義名に準拠する意味で、「動き」に特化してWebサイト制作のための技法を学んでいきます。その際に、従来の「読み易い」「わかりやすい」という基準を越えて、表現のためのメディアとしてWWWを捉えていきたいと思います。いままでのWebの固定概念をとりはらって、いろいろなチャレンジをしてください。受講するみなさんは、やわらかい頭で、「今までにないWeb上での表現を開拓するんだ」という心意気で半年間がんばりましょう。

参考資料

従来のWWWの枠を越えて、Webならではの新しい表現を探究しているサイトを、Flashを用いたサイトを中心に、いくつか紹介します。

Webキャンペーン・ブランディング

動画配信

ビジュアライゼーション

インタフェイス、新規技術

本日の課題:アンケート

簡単なアンケートに答えてください。

このアンケートは、みなさんのコンピュータ環境や、興味を調査するものですので、その結果が成績に関係することはありません。あまり考え過ぎずに、気軽に答えてください。

アンケートページ


Web動画表現技法について

  • 千葉商科大学 政策情報学部
  • 月曜5限 @第2コンピュータ室
  • 担当:田所淳

講義内容

blogに代表されるように,Webを使って個人で情報を発信することは,もはや特殊な技能ではない。日記からジャーナリスティックな視点で書かれた文章まで,膨大な情報がWebを用いて日々発信されている。それらのサイトは文章による表現がメインである。しかしながら,Webを用いた表現はもっと多くの可能性が残されているのではないだろうか。

本講義では,Webを用いて表現における「動き」というものに特化して,そのための知識と技能を獲得することを目的とする。「動き」を効果的に用いることで,Webサイトは格段に表現力を増し魅力的なものに成り得る。

しかし,注意しなければ「動き」を用いた表現は独りよがりなものに陥いる危険性もはらんでいる。

この講義では,Webサイトでの効果的な「動き」の表現とは何かを考えていきたい。また講義の後半では「動き」を用いながらプログラミングの初歩から形態によるアルゴリズムの表現を学んでいく。講義では,Macromedia Flashを用いて実例を示しながら講義を進めていく。履修者は最終的にFlashを用いた作品を制作し発表する予定である。

授業構成

教科書

なし

評価基準

課題提出内容,履修態度などを総合的に評価する。

参考文献

講義の中で随時紹介する。


雪豹

TMUGのプレゼンを終えるまでは我慢していたSnow Leopardへのアップグレードを、ついに解禁。OSX 10.5からの上書で、アップグレードした。特に問題なく1時間ほどで更新完了。アップグレードしたら、HDDの空き容量が増えた。これは、今迄はppcとintelの両方に対応していたバイナリが、intelのみの対応となった結果らしい。OSのバージョンを上げてHDDの空きが増えるなんて、予想外のプレゼントという感じで嬉しい。

そのままの状態では、カーネルは32bitモードで起動しているらしい。せっかくCPUが対応しているのだから、64bitで起動するようにしたい。起動の際に6と4のキーを押しながら起動するという方法もあるらしいが、毎回そんなことをするのは面倒なので、32- or 64-bit Kernel Startup Mode Selectorというフリーウェアを導入し、64bitモードで起動するように設定。

ここ数日仕事で使用しているが、ほぼ問題なく快適に作動している。64bitになったせいか、Finderの動作がきびきびとなったような気がする。カーネルパニックやフリーズもまだ一度も発生しておらず、安定して稼動。OSXのテクノロジーは、年月を経て大分熟成されてきたのかもしれない。あと、Safariがサクサク動いてとても快適。OSX版のGoogle Chromeはもう必要ないかも。

ただし、やはりいくつかの不具合は発生している。

M-Audio FireWire 410 (オーディオインタフェイス)
まだドライバが未対応なため、完全に認識しなくなった。M-Audioは毎回ドライバの供給が遅れてる気がする。Appleと仲悪いのだろうか…。Webページを見ると、Appleとの協力関係のもとに進行とのこと。
VMware Fusin
64bitモードでは起動せず。こちらも現在対応したバージョンを準備中らしい。
Aqua SKK
今まで入れていたバージョン、ver.3.6では、入力できないアプリがあったりする。どうやらCocoaベースのアプリだと駄目らしい。プロジェクトのページから、ver.4.0RC8をダウンロードしてインストールしたところ、快適に動作するようになった。このバージョンでは、入力モードを切り替えた際に入力している文字の下に一瞬モードが表示されるようになり、便利になった。人によっては邪魔だと思うのかもしれないが。
Cyberduck
FTP/SFTPクライアントは、Fuguよりもこちらのほうが使いやすので愛用していたのだが、起動しなくなった。Webからベータ版(3.3b2)をダウンロードしたところ無事起動するようになった。しかしちょっと動作が不安定な気がする。
カメラ入力関連
QuickTime関連のAPIが一新されたせいなのか、OpenFrameworksからOpenCVの利用や、ProcessinからのVideoライブラリの利用などが使用できなくなってしまった。地味に困る。これも徐々に対応したバージョンが出てくるとは思うけど。

とりあえずは、こんなところか。

それにしてもAppleが偉いと思うのは、今回のアップグレード版の価格が3,300円という破格の価格設定になっているところ。この良心的な価格を、MicrosoftやAdobeはぜひ見習ってほしい。

MacOSX10.0系の名称はずっとネコ科の動物を使ってきた。Public Beta (Siam) → Mac OS X v10.0 (Cheetah) → Mac OS X v10.1 (Puma) → Mac OS X v10.2 (Jaguar) → Mac OS X v10.3 (Panther) → Mac OS X v10.4 (Tiger) → Mac OS X v10.5 (Leopard) → Mac OS X v10.6 (Snow Leopard) 。時期バージョンは、何になるのだろう。そろそろ本命のLionとか来るのかな。


早々の肩透かし

民主党政権が発足したわけだが、(一部で?) 期待されていた、民主党になったら記者クラブを開放するという約束は、あっさり反故にされたらしい。

宮台先生、アツいな…。

当然ながら、新聞や地上波TVはこの問題には一切触れず。あまりにも分りやすい反応。TBSラジオ「キラキラ」では上杉さんが半ば呆れた口調で、この問題に触れていたけど。

政権交代が実現したら、既得権のせいでおかしくなっていたいろいろな古い制度や慣習がが一度リセットされて少しは風通しの良い社会になるのでは、と期待していただけに、ちょっと肩透かしを食らった気分。もちろん、今の段階では民主党が率先してオープン化を阻んだのか、裏で官僚が暗躍したのか、既存メディア側が結託していたのかは分からないが。また、これから徐々に改善していくのかもしれず、あまり熱くなりすぎても良いことはなさそう。

ただ、もし山口一臣氏の書いている、大手マスコミが「新聞、テレビなどのメディアを敵に回すと政権が長く持ちませんよ」と脅して記者クラブの解体を阻止した、というのが本当だとすると、政治マスコミの世界は何ともアホらしい世界だと呆れる。そんなことしてるから、どんどん信用を失っていまのジリ貧状態になってるんじゃなかろうか。

このタイミングで、「うちは記者クラブ制度から一線を画し、独自取材をします」って宣言する新聞社やTV局が現れたら、賛同する人が沢山いると思うんだけどなあ。世間の空気が変化を求めている今だからこそ特に。湾岸署の前で、何日も「のりピー待ち」で暇そうにしてる余裕があるんだったら、もっと有意義なこといろいろできるだろうに。

ワイドショー見てたら (見るなよ)、「酒井被告はなぜ我々の前に姿を見せないのでしょうか」ってコメントしていた。そりゃもちろん、あなた方が出口で見張ってるからだと思う。


ご来場ありがとうございました

TMUG#13 「ハイアングル」来てくださった方、ありがとうございました。予想以上のお客さんの入りで、やった甲斐がありました。また、TMUGスタッフのみなさんにも大感謝です。

そして肝心のプレゼン内容ですが、ペース配分を完全にミスりました。今から振り返ってみると、中盤のSuperColliderの解説バッサリと全カットするくらいで丁度よかったかも。普段の授業の感覚でやってると、1時間はあっという間に過ぎてしまうということを痛感しました。本当は、最後のOpenFrameworks、iPhone、SuperCollider の3者を接続する部分を重点的にやりたかったのですが、時間がなくなってしまいました。残念。というか、すみません。

とりあえず、昨日のスライド資料アップしました。プリントしたい方は、PDF版もあります。同時に配布したサンプルファイルとあわせてご覧ください。

ただ、この資料は口頭発表用のものなので、よりコードの内容をきちんと説明したバージョン、作成してアップします。特にoFの部分は自分でやっていても、とても面白かったので、この技術、ぜひシェアできればと。

そして今日はBridge開催。自分の責務は、なんとか果たしたので、のんびりビール片手に堪能します。


TMUG、いよいよ今夜ですよ!

TMUG#13

Tokyo Max Users Group のイベント、TMUG#13「ハイアングル 」今日の18:00〜、西麻布Bullet’sでやります。直前に告知すると、mixiの近況や、RSSリーダーに反映されるかなー、ということでダメ押し告知。なんだか他のイベントといろいろ被ってるらしいんだよな…。ちょっと不安。