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openFrameworksって何だろう? サンプルを実行してみる

billboardExample

今回からいよいよopenFrameworksを使用してクリエイティブコーディングを始めていきます。

まず前半は、実際にコーディングを始める前に、openFrameworksとは何なのか、その開発の歴史と開発環境の特徴などを簡単に解説していきます。後半は、開発環境のセットアップが正しく完了しているか確認するために、付属するサンプルファイルをビルド (コンパイル) して、openFrameworksで作成したアプリケーションが起動するか確認していきます。

スライド資料

アンケート

openFrameworksのexampleフォルダ以下にある様々なサンプルプロジェクトをビルドして実行してみましょう。その中で気に入ったり興味をもったプロジェクトをいくつか選んで、そのサンプルは一体何をやっているのか予想して答えてください。


第1課題「家具の映像」

Brien Eno, Light (2017)

フランスの作曲家エリック・サティは、1920年「家具の音楽 ( Musique d’Ameublement)」という室内楽曲を発表しました。この曲は、通常の音楽作品のように意識的に聞くのではなく、日常生活の中に溶け込んでその活動を妨げない音楽というものを目指して書かれました。このサティの「生活の中に溶け込む音楽」という考え方そのものを「家具の音楽」と呼ぶこともあります。イギリスの作曲家ブライアン・イーノはこの「家具の音楽」の思想から影響を受けて「アンビエント」という音楽のジャンルを提唱しました。イーノはアンビエントを「聴き手に向かってくるのではなく、周囲から人を取り囲み、空間と奥行きで聴き手を包み込む音楽」と定義しました。その思想の実践として「Ambient Music」と名づけた4枚のアルバムを発表しています。

デザイン演習IIの今年度の情報分野の課題1は「家具の音楽」の思想を継承した「家具の映像」に挑戦します。「家具の映像」とは、映画やTVのようにモニターの正面に座って集中して鑑賞するのではなく、日常生活の中に溶け込んで環境の一部として空間を豊かに演出する映像です。それはほとんど変化の感じられないほどゆっくりと変化する映像かもしれません。もしくは、プログラムのアルゴリズムによって生成され繰り返すことなく常に変化し続ける映像なのかもしれません。実際の制作を通して考えていきます。

課題

集合住宅の中に設置することを想定した「家具の映像」を制作してください。フォーマットは以下の通り。

  • サイズ: FullHD (1920 x 1080)、フルスクリーン再生
  • 集合住宅内でモニターまたはプロジェクターを用いた再生を想定
  • PCから直接生成された映像を用いること
  • 住居の中でどのように設置するのか、プランもあわせて提出すること

スケジュール

  • 01回 0929 第一課題説明・庄司先生レクチャー・スタジオ分け
  • 02回 1006 エスキース1
  • 03回 1013 エスキース2
  • 04回 1020 エスキース3
  • 05回 1027 エスキース4
  • 06回 1110 エスキース5
  • 07回 1017 エスキース6
  • 08回 1024 第一課題提出・講評・第二課題説明

注意 : このスタジオを希望する履修者は来週以降必ずノートPCを持参しきてください。

参考リンク


オリエンテーション、なぜプログラミングするのか?

ENIAC

(10/7/2022追記) Zoomのアドレスが変更になっています。SFC SOLのアナウンスを参照してください!!

初回となる今回は、まず、講義全体のオリエンテーションを行います。オンラインでの講義の方法について、また講義に関する基本的な情報について説明します。次に、この講義を始めるにあたり「なぜプログラミングするのか?」という内容のイントロダクションを説明します。Casey Reasによるプログラマーの歴史の解説を参照しながら「ハイブリッド」なプログラマー像を紹介します。後半は、この講義で使用する「p5.js」というプログラミングの開発環境について、その歴史を紹介した上で、開発のための環境構築について説明していきます。

映像資料

スライド資料

本日の課題

まず、この授業で使用する開発環境を準備します。各自使用しているPCで以下の作業をしてください

以上の作業をしたら、下記のオンラインフォームに記入して提出してください。課題の提出をもって出席とします。


オリエンテーション、TouchDesigner導入

今回は初回の講義ですので講義全体の進め方についての説明や成績の基準などについて説明していきます。その後で、今期メインで使用していくプログラミング環境であるTouchDesignerについて解説します。後半は実習としてTochDesignerを各自の使用しているPCにインストールします。

スライド資料

参考リンク


オリエンテーション – メディア芸術について、TouchDesigner導入

Ars Electronica 2022

メディアアートプログラミング (アプリケーション開発) の初回は、まずこの講義のカリキュラムにおける位置付けと取り扱う内容について解説します。また講義の進め方や成績の基準についても説明します。

今期のメディアアートプログラミングは「TouchDesignerによるリアルタイムCG」をテーマとします。後半はTouchDesignerについて、どのようなことができるのか、どう学習してば良いのか、紹介していきます。

スライド資料

アンケート

本日の授業に参加した方は以下のアンケートに答えてください。

次週までに準備すること

TouchDesignerを個人で所有している授業用のノートPCにインストールしてきてください。インストールの方法は下記の資料を参考にしてください。


サウンドプログラミング – イントロダクション

サウンドプログラミングの初回はオリエンテーションを行います。まずこの講義全体の概要と、講義の進め方、成績の基準、履修上の注意などの情報について説明します。

概要について理解した上で、まず始めにこの講義では「サウンドプログラミング」をどのように捉え、どういったアプローチで創作していこうと考えているのかを、これまでのコンピュータ音楽の歴史を踏まえながら解説します。また、講義前半で主に使用するSonic Piについての導入を行います。

スライド資料

アンケート

本日の授業に参加した方は以下のアンケートに回答してください。

次週までにやってくること

次週からはSonic Piを使用してサウンドプログラミングを行います。以下のサイトからダウンロードしてインストールしてください。