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第3回: 反復と乱数による形態と色彩の表現

プログラムをしていく際に、3つの重要な構造化の形式があります。それは、「順次 (Sequence)」、「反復 (Iteration)」、「分岐 (Selection)」 です。今回は、この3つの構成要素の中の反復 (Iteration) に注目して、Processingで形を描きながら反復について考えます。

また、一意的でないランダムな値である「乱数」と反復を組合せて、色彩と形態でどのような表現か可能となるか探求していきます。

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第3回: 生成的な形をつくる openFrameworks + OOP

これまでのopenFrameworksのプロジェクトは、ofApp.h と ofApp.cpp という2つのファイルに全てのプログラムを記述してきました。しかし、この方法では徐々にプロジェクトが複雑になり巨大化するうちに、扱いが困難になってきます。プログラミングをわかりやすく保つには、役割ごとに内容を分割して記述すべきです。openFrameworksの元となるプログラミング言語であるC++では「オブジェクト」という単位でプログラムを構造化していきます。このオブジェクトを基本単位にしたプログラミング手法のことを「オブジェクト指向プログラミング (Object Oriented Programing = OOP)」と呼びます。OOPはC++だけでなく、Java、Python、Ruby、C#、Objective-C、Swiftなどでも利用されていて、現在のプログラミング言語の主流となっているパラダイムです。

今回は、このOOPをopenFrameworksで実現する方法を「生成的な形態を生成する」というテーマに沿って徐々に発展させていきます。今回の内容が今後のより本格的な作品制作のための重要なテクニックとなっていきます。しっかり理解していきましょう。

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第3回: 繰り返し、増幅 (制御構造、ループ)

先週に引き続いて、Processingを用いたプログラミングの基本を解説します。まず始めに、数値や文字などの値を格納するための「箱」のような機能「変数」について解説します。その後で、変数を活用しながら、何度もくりかえして処理を行う方法について考えていきます。

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第2回: かたちとコード / 基本図形と色による画面構成

この講義では、Processingを使用してコードによるデザインを行います。その最初の一歩として、コードによって「かたち」を描くにはどうすれば良いのか考えていきます。

まず始めに、1950年代〜70年代の、コンピューター黎明期から発展期におけるコード(プログラム)による様々な視覚表現について紹介します。過去の作家がどのようなアイデアで、何を表現しようとしてきたのか、その歴史を辿ります。

後半は、そうした歴史を踏まえた上で、Processing実際に図形を描いていきます。まずProcessingの操作基本を解説し、簡単な図形を描きながらProcessingでのプログラミングの基本を学びます。

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第2回 : クリエイティブコーディング基本 – openFrameworks 1

火曜日のワークショップでは、全体のテーマ「写真」に対するアプローチとして、コードにより生成される写真を目指していきたいと考えています。そのためには、まずはコードによりデータを生成する基本を身につける必要があります。そのためにはプログラミングの基本知識が必要となります。このワークショップでは制作のための環境の中心としてopenFrameworksをとりあげていきます。openFrameworksはC++をベースにしたクリエイティブ・コーディングのためのフレームワークです。

今回は、このopenFrameworksの基本を最初の一歩の基礎から学んでいきます。

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第2回: かたちとコード (座標、図形の表現)

今回は、「かたちとコード」の関連について考えていきます。

まず始めに、1950年代〜70年代の、コンピューター黎明期から発展期におけるコード(プログラム)による様々な視覚表現について紹介します。過去の作家がどのようなアイデアで、何を表現しようとしてきたのか、その歴史を辿ります。

後半は、いよいよProcessingでの実践に入ります。今回は、まずProcessingの操作基本を復習し、簡単な図形を描きます。

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第1回 オリエンテーション

初回となる今回は、まず、講義全体のオリエンテーションを行います。全体のスケジュール、目標、成績の評価基準、担当教員とその担当範囲など、講義に関する基本的な情報について説明します。次に、この講義の一環として行うメディアアートの企画展等と展示支援についての解説を行います。最後に、この講義で主に使用する開発環境であるProcessingについての導入的な解説をします。

最後に簡単なアンケートを行います。

履修選抜

履修希望者が多数の場合、課題による履修選抜を行います。以下のフォームから回答してください。

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第1回 : オリエンテーション / データと「写真」

今回は、ワークショップの初回となりますので、まず始めに全体のテーマと進め方についてのオリエンテーションを行います。

後半は、音楽用波形編集アプリケーションであるAudacityを用いて写真を加工してみます。その過程を通して、データとしての写真について実際にデータに直に触れながら感覚として捉え、今期のワークショップのテーマである「写真」について考察していきます。

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第1回: メディア芸術の概要

今回は、初めての授業となりますので、まずはこの授業の概要、授業の進め方、スケジュール、採点と成績についてガイダンスを行います。

授業の概要を理解した上で、前半はこの授業の主題となる「メディア芸術」とは何かということを簡単に整理します。そして後半は、この授業で当面の間使用する予定の開発環境であるProcessingの導入を行います。

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