TouchDesigner中級編 2 – CHOPによる3Dジオメトリの操作
本日の内容
- 今回も網羅的に学ぶのではなく、トピックスを絞って
- 今日はCHOPによる3Dジオメトリの操作についていろいろ試します
- 最後はオーディオとの連携も!
CHOPによる座標の制御
その1: ランダムな座標の生成
- Pattern CHOPを使用して大量のランダムな座標(x, y, z)を生成
- 生成した座標でジオメトリインスタンシング
- 3Dオブジェクトがランダムに空間に配置される
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その2: 三角関数を組み合わせる
- 三角関数 (sin, cos) を座標の情報にしてみる
- 3Dのリサージュパターンを描くことが可能!
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その3: 迫ってくる物体
- Pattern CHOPのrandom(x, y)とramp(z)を組合せる
- rampの位相を時間で変化させる
- こちらに向かって迫ってくる3Dオブジェクトが生成可能!
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さらに工夫して表現力を高めてみる!
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サウンドで3Dオブジェクトを操作
- CHOPは数値の集合
- 数値の集合を波形として捉えると信号になる
- TouchDesignerでは音の信号もCHOPで扱う
サウンド入力の基本
- サウンドファイルの読み込みと再生はとても簡単!
- サウンドファイルの読み込み: Audio File In CHOP
- スピーカーからの出力: Audio Device Out CHOP
オーディオリアクティブ1: 音量に反応させる
- 読み込んだ波形をAnalyze CHOPで解析
- RMS Powerを使用すると音量と視覚的な変化の一致度が高い
- その情報で3Dオブジェクトのスケールを変更してみる
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オーディオリアクティブ2: 反応の細さかをコントロール
- Analize CHOPのRMS Powerの生の数値だと少し細かい動きすぎる
- フィルタリングして滑らかに
- Filter CHOP
- Lag CHOP
- FilterとLagの違いを視覚的に確認してみる
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オーディオリアクティブ3: 音域で分ける
- フィルターで音域ごとに音を分離
- LPF: 低周波成分のみ通過 (高周波成分をカット)
- HPF: 高周波成分のみ通過 (低周波成分をカット)
- BPF: 特定の範囲の周波数帯域のみ通過
- 低域、中域、高域、それぞれに反応させてみる
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応用: 音のビジュアライズ
- 音の波形の情報をTOPに
- サウンドのビジュアライズ!
その1: 音量をシンプルにTOPに変換
- 波形の情報をAnalize CHOPでRMS Powerに
- その情報をTrail CHOPで一定時間バッファリング
- 得られた情報をCHOP to TOPでテクスチャに変換
- 音量のビジュアライズに!
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その2: 波紋のようなパターンに!
- 得られたパターンから波紋のようなイメージにしてみる
- Palletにある直交座標を極座標に変化するCOMPを使用
- ImageFilters > cartesianToPolar COMP
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