yoppa.org


でんしゃ

一昨年、去年とFujiRockに行ったのだけれど、何がつらいって、何をするにも行列しなければならないところかもしれない。トイレや食べ物を買う際はもちろん、メインアクトが終ったあとには、宿に着くまで延々と列の中を進まなくてはならない。活動時間の半分以上が並んでる時間かもしれない。

全ての日程が終って、皆が帰途に着く。苗場からシャトルバスで越後湯沢まで帰るのだけれど、これが最後のトドメという感じで、もう信じられないような長蛇の列に並ばされる。並びはじめの時には、列の遥か前方にバスが豆粒のように見える感じだ。

びっくりしたのは、苗場の駅に着いてみると、新幹線はあっという間にフジロッカーたちを乗せ、ほとんど混乱なく大量の人員を運び去ってしまった。もちろん、FujiRock専用車両ということは全くない。駅の中はさっきまでと、うって変わって、整然とした平和な感じだった。

これを見て、やっぱ電車すげー、と思った。考えてみれば、FujiRockとはいえ、たかだか数万人のオーダーの人間なんて、電車からしたら全然大した問題ではないのかもしれない。都心の通勤電車なんて、2時間程度で数百万の人間を同時に処理しているだろうから。

まあ、だからこそ数分でも狂うと、大混乱になるのはあたりまえかもしれない。ラッシュ時に電車が5分こなかったら、すぐにホームは人で溢れてしまいそう。そうならないように、秩序を維持してる人達は、まあ普通に想像してもかなりのプレッシャーなんだろうな。

などと脱線事故のニュースを見て、いろいろ考えてみたが、考えはまとまらず。


憧れのIT業界

山下さんのサイト経由で読んだ、ドラマに見る「緊急対応」に対する一般的イメージ。もう、面白すぎ。詳しくは、リンク先を読むのがはやいのだけれど、まあいわゆる「突っ込みどころ満載」なドラマのようです。

それにしても、このインチキ緊急画面や、インチキハッキングのターミナル?をどこかの誰かが見た目だけでもデザインしてそれをPCで見られるようにプログラミングしているわけで、彼(or 彼女)はひとこと、「ありえないっすよ、こんな画面」と言えなかったのだろうか? まあそう進言したところで「いいんだよ、こんなの適当で。どうせTVドラマなんだから」とか言われてしまうのかもしれない。

まあ、同情するのは、直前まで「ヒルズで恋して」ということで、六本木ヒルズに会社を構えるITイケイケ社長が恋に仕事に大活躍という設定のはずが、ホリエモンのせいで大幅修正が入り制作側もかなり「やっつけ仕事」なのかもしれない。まさに「緊急対応」だったのかも。

あと、もしかしたらTV業界の特に下請けの実際に番組を制作している会社の方々には、IT業界に対する強烈な拒絶意識があるのかもしれない。おまえら楽して大金儲けやがって。俺らは寝ずに仕事しても全然儲からないのに、みたいな。

でも、大丈夫ですよ。末端は似たようなもんです。うまいことやって儲かってるのは、ごく一部ですから。さらに言えば、ホリエモンはすでにIT業界の人間ではないように思う。


日常の光景

昨日、昼時に麻布十番の商店街を歩いていたら、きちんとスーツを着たOLがたい焼きを裸で持って、歩きながらかぶりついていた。なかなか斬新な光景だった。

今朝、池尻の駅の階段を降りる時に、見た目ごく普通のおばさんが、首からiPodShuffleを掛けて音楽を聴きながら歩いている横をすれちがった。ちょっとカッコイイと思った。


おかげさまで

忙しく働く毎日。

大学のほうは、ガイダンス週間が終了し徐々に講義の内容に入っていくところ。試験的にKeynoteでスライド作ってみたら、これがなかなかいい感じ。スティーブ・ジョブスもどきの資料を準備しながら、ひとりでニヤニヤ笑ってました。本番ではいまいちウケなかったけど。

千葉商科大で、講義の準備をしていたら突然、「田所教授! すみません」と声を掛けられた。とっさに「教授じゃないよ!」って答える。びっくりした。おそらく新入生なので、「大学の先生 = 教授」と単純に図式化されているのではないか。ほほえましいというか、なんというか。

amazonで「ポスト・ノイズ」と「ブログ作法」の両方を購入しパラパラと眺めてみた。噂では聞いていたのだが、ばっちりとakihiro kubota lap top jazz quartetが写真入りで載ってた。自分の写真を雑誌で見るのって、変な気分だ。それにしても「文化人」の方々は何故か「はてな」が好きですね。そんなにいいのか? はてなって。

「ポスト・ノイズ」では菊池成孔が鼎談し、「ブログ作法」で吉田アミが鼎談している。これが逆になっても全く違和感がないように思った。


透明感? 

最近のCSS + XHTMLをつかったサイトをみると、細かいテクニックを駆使してなかなかよくできたページが多い。透明感というか透過というか、そんな表現がなんかちょっとブームになりつつあるんじゃなかろうか。

例えば、http://joshuaink.com/。これをCSSで実現しているから恐れ入る。http://www.edmerritt.com/ここも凄くきれい。

というわけで、yoppa.orgもちょっと透明感を出してみました。うーん、まだまだですな。


専門家の主張

中国の狼少年」(内田樹の研究室)

前半と後半で内容の違う2つの主張をしているのだけれど、その両者に納得。

前半は、大教室での一般教養科目は普通考えられているよりずっと教員にとってハードなものである。しかし大抵はそうした科目は「非常勤」任せで、大学院などは選ばれた一部の教員のものになりがちだという。大学院の講義こそ若手研究者がやるべきだ、というお話。

全くその通りだと思う。いろいろな成り行きで、身分不相応に千葉商科大の大学院のプロジェクトを担当させてもらっているのだが、確かにこちらは学生に半分お任せなので、楽をしている。学部の講義よりずっと負担は少ない。

大学では、まず最初の一般教養でその道のベテランが全体を俯瞰してその学問の魅力を伝えるイントロダクションのような役割を果たして、学年が上がって専門性が高まるほど、若手の研究者が担当し学生をばしばし鍛えるというスタイルであるべき、という意見は確か四万田犬彦も言っていたような気がする。

後半は、うまく要約できないのだが、特定の分野の専門家(主に国際政治の世界で)はその分野が注目されるほど潤う。それは「よいこと」ばかりとはかぎらず、逆に危険さをアピールする方が話題を喚起する。そこで、狼少年のようにその分野での「劇的な愚行」「劇的な失敗」を欲望し、そうなるように世論をリードしてしまうというお話。

なんだか妙に説得力がある。もしそうだとすると、少し恐い話だ。


iTMS Japan

米アップル:年内に音楽配信開始へ 市場拡大に弾み

年内かー。早く実現してほしいな。

記事を流し読みしていて、「1曲99セント(約107円)」という文字が目に飛びこんできたので、おー安い、でかした! と思ったのだが、これは「米国や欧州で」の話でした。残念。やっぱり最終的には値段が大きな評価の分かれ目ではないだろうか。1曲200円とかいわれたら買わない。

Tigerもでるみたいですね。


というわけで

昨日は、朝7時に家を出てそのまま4限終了まで(〜16:00)市川の千葉商科大で講義や準備。

電車で1時間半ちかくかけて家に戻り、少し休憩して、オオゼキで買い物。鶏肉が異様に安かった(250gが100円弱!)ので、なにかこれを使った料理と思い、クリームシチューを作った。家にちょうどニンジンとジャガイモが余っていたし。

家に戻って料理。最近ちょっとづつ料理が楽しくなってきた。なんだか癒されるかも、料理していると。不思議。

で、1時間ほどで完成。タイミング良くかえってきた奥サマと夕食。うーん、なんだか平和だ。食事が終わると、昨晩は遅くまで準備していたせいか、どうにも眠い。もう、どうしようもないので、22時前に寝てしまう。

そうすと、朝3時くらいに目が覚める。で、今日のタマビの準備。nucleusに授業の資料を載せていく。

これから先、4ヶ月くらいはこうした生活が続く予定。ちなみに、水〜金曜日は会社。うーん、ハードスケジュール。

でも、大学オンリーで週5日忙しいとか、会社オンリーでずっと忙しいよりは、2つに分散されているほうがなんだか精神的にいいかもしれない。片方に飽きてマンネリ化しそうなときは、もう片方のことを考えたりして。使う脳味噌も種類が違う気がする。


地震?

関東地方で強い地震 千葉県、茨城県で震度5強

今、市川にある千葉商科大学にいるのだが、今朝の地震には全く気かなかった。

ちょうど電車にのっていたんだけど、市川駅がなんだか騒がしいなあと思ったのだけれど、事故かなにかかな、と思った程度で特に気にも留めずに到着すると、講師控え室では地震の話で盛りあがっててようやく事態を把握しました。

関東大震災のときにも、外で農作業とかしていて、全く気づかなかった人とかいるんじゃないかな。

そして、教室についてみると今週の情報系の科目はまだ開講されておらず、来週からでした。午後の大学院の講義まで時間をつぶさないと…。もう3年目だというのになにやってんだか。


mixiの

RSSフィードの参照先をこちらにしてみた。日記の流入元って、きっとmixiからがかなりの割合になるんだよね。せっかくNucleusのSkin作ったんで、こっちを見てほしいという気持ちもあって、一気にこちらに誘導するように変えてしまいました。

一昨日の晩、桜が満開だったので目黒川沿いに自転車で帰った。噂に違わず、見事な桜並木。川面すれすれまで花のついた枝が垂れ下がり、幻想的な風景だった。川沿いの舗道は、普段なら人が3人も並んで歩いたら一杯になりそうな位の狭い歩道なんだけど、そこに大勢の花見客が細長く陣どって、おしあいへしあいしながら飲み喰いしてた。なんだか、雀が電線でたむろしているよう。

向こうの方から野太い歌声が響いてきたので、なんだろうと思い近寄ってみた。最初はどこかの校歌かなにかと思ってよく聴いたら「同期の桜」を歌ってた。

「♪貴様と俺とは 同期の桜〜」
ってやつ。みんなで肩を組んで、揺れながら。

ちょっと恐かったので、あまり近付かないように通り過ぎた。