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メディアと世代

メディア環境研究所という機関が行った、年齢別のメディアの接触時間の調査結果が興味深い。

「テレビの時間」高齢者は若者の2倍! 年齢で大きく異なるメディアへの接触時間

「最近の若者はTVばっかり見て」という結果になるのかと思いきや、実際にTVをヘビーに見ているのは主に中年〜老人だったという結果。どうりで最近TVみてると「やずや」とか「再春館製薬」とか「すこしで安心終身医療保険」など、老人向けなコマーシャルが多い。

考えてみると、現在の60〜70代は、ちょうど10代の多感な時期にTVの黎明期に遭遇して、TVの発展と共に歩んだ世代だ。とすると、自分の世代(30代)からすると、ちょうどインターネットに対する感覚と似ているのかもしれない。人生で一番いろいろな情報を吸収する時期に勢いよく発展していたメディアには、人格形成にかなりの影響を受けているのかも。

TVの歴史と対応させると、いまネットの歴史はどのくらいのところまで来ているんだろう。テレビの歴史年表と、インターネット年表を比較してみる。一般に開放される以前の研究者レベルでの話は無視して、広く普及し始めた時期を起点と考えてみる。TVはNHKが一般放送を開始した1953年頃か。それと対応するインターネットの出来事は、いろいろ意見は分かれそうだが、ここは強引にMozaicが公開された1993年としてみる。

2009年現在、Mosaic登場から16年経った(驚きだ…)。その時間をTVにあてはめてみると1969年、「8時だョ!全員集合」が始まった年らしい。TVカルチャーの黄金時代なのかもしれない。流行や文化のほとんどがTV発で生まれていた時代。

そろそろどこかの研究室の片隅で、ネットカルチャーを覆すような全く別なメディアの原型を考えている人がいるのかもしれない。


質より量

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RICOHのGX200を買ってからというもの、目に入るものを片っ端から撮りまくってる。しかも、最大の解像度で。それでもAmazonで安売りしてた8GBのメモリーカードは、残り容量を全く気にすることなく使用できる。電池の持ちも万全。しばらく使っていないうちに、ひと昔前のデジカメとは、まったく違う世界になっていた。

もうこうなってしまうと、僕のような素人でもとにかく質より量で、何も考えずにパシャパシャと撮っていると、たまに偶然良い写真が撮れてたりする。しかも、カメラの基本性能が良いので、びっくりするような質感に仕上がっている。

高度にテクノロジーが発達した現代においては、写真は腕よりも機材に投資する資本と、撮る写真の物理的な量の勝負なのかもしれない。もちろんこれは素人の場合だけど。そして、勝負どころになるのは、そうして大量に撮った写真のなかから、いかにして良い写真をセレクトするかというDJ的なセンスなのかも。

春休みには、カメラを持ってのんびり海外旅行でもしたいのだが、なかなか実現できそうもない。


コンデジ

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新年、勢いでデジタルカメラを買ってしまった。

RICOHのGR Digital IIGX200かで迷った末、画質もいいけど、やっぱりズーム機能は必要かな、ということでGX200にした。Amazonで39,800円まで値下がりしていたので勢いでクリックしてしまった。

昨日届いたので、早速周りのものを適当に撮ってみた。画質の良さに驚く。細かな解像度や画像全体の感触が、なんだか凄い。デジカメシーンの技術は着実に進歩していることを実感した。最近は、専らiPhoneのショボいカメラを使っていたので、それに目が慣れてしまったせいも多分にあるのかもしれないが。

ネットでカメラの情報収集をしているとき「コンデジ」って言葉を頻繁に目にしたのだが、最初は意味がわからなかった。「コンパクトデジタルカメラ」の略なのか。デジタル一眼レフカメラの「デジイチ」も最初は何だそりゃと思ったけど、微妙な略語だ。

ただ、このサイズでこれだけの画質の写真が撮れるんだから、「コンデジ」シーンが盛り上がっているのには納得した。結構前から「デジイチ」はNikon D100を持っているのだけれど、日常的に持ち歩くには巨大すぎて、結局、宝の持ち腐れになっている。でもGX200くらいのサイズなら日常的に持ち歩けそう。

ぼちぼちとFlickrにアップしていく予定。


一年の計は…

最近またぶくぶくと太りつつある。

先日、ビックカメラにプリンタをみにいったのだが、同じフロアでパソコンコーナーでWebカムの映像をそのままディスプレイに表示しているデモがあった。そこに映っている自分の顔をみて驚いた。何コレってくらいにパンパンに膨張してる。ちょっとショック。

これは見た目だけの問題じゃなく健康にも良くないのかも、ということで、とりあえず今年の目標の一つはダイエットですかね。こうしてブログに書けば後に引けなくなるということで、とりあえずここで表明してみる。

というわけで、久しぶりに (3ヶ月ぶりくらいか?) 三軒茶屋のティップネスに行って軽く運動してみた。ランニングマシーンで走ってみたところ、予想以上に体が重い…。喘ぐようにとりあえず30分。どっと疲れた。

久しぶりにティップネスに行ったら、マシン類がリニューアルしてハイテク化していた。マシンからiPod用のコネクタが伸びていて、試しにiPhoneを繋いでみたところ、ランニングマシーンの前面のパネルでiPhoneを操作できるようになった。アプリを入れたら走った距離なども記録できるのだろうか。ちょっとまだ操作方法がわからず細かな機能はわからなかったが、なかなか面白そうな機能だ。すぐに飽きるのかもしれないけど。

まあ無理せずしばらくは頑張ってみます。


謹賀新年

遅ればせながら、明けましておめでとうございます。

年賀状を何通かいただいたのですが、今年も年賀状を1通も書いておらず、返事も出しておりません。せっかく年賀状を送っていただいた方、すみません…。

気がつくとゼロ年代も最後の年だ。1999年からもう10年も経っていると考えると、改めて驚く。10年があっという間に感じるというのは、すっかり歳をとったということなのだろうか。

今年は何気なく紅白を見ていたのだが、初出場の歌手やグループは知らない名前ばかりで、どちらかというと「演歌チーム」の名前の方が馴染み深い人が多かった。すっかり年寄になったものだ…。

なんだかお笑い番組にもあまり興味が湧かないので、見逃していたここ数年の話題の映画をDVDで何本か観た。「ゼア・ウィル・ビー・ブラッド」「ノーカントリー」「潜水服は蝶の夢を見る」「ゆれる」。なんだか脈略がないが、どれも既に高い評価を得ている映画だけあって、面白かった。公開されてからある程度間が空いてから、安定した評価の映画を見ると、失敗がない。意外な発見もないけど。

なんだかすっかり脳がふやけてしまった。そろそろ通常仕事モードに戻らないと。