本城直季さんという写真家の作品が面白い。ぱっと見はミニチュアの模型のような風景なのだが、よく見ると異様に精細にできていて、実は現実の風景を撮っている、という作品。最近、本の表紙に使われてたり、広告に使用されていたりして、結構いろいろなところで目にする。参考 → TOKYO SOURCE: 012 本城直季(写真家)。
なぜ現実の風景写真がミニチュアに見えるのかというと、どうやら極端に狭い被写界深度(ピントが合ってみえる領域)に秘密があるようだ。普通の風景写真は、広角のレンズで遠くのものを撮るので、ほぼまんべんなくピントが合っている。ところが、同じ風景の特定の領域以外のピントをぼかすと、実際にはミニチュアでしかありえない状況なので、人間の目は小さいスケールとして認識してしまうようだ。
本城さんは、これを「煽りレンズ」という特殊なレンズを使用して再現しているようなのだが、さすがにこんな特殊なレンズは普通の人には買えない。でもPhotoshopを使えばこれと同じような効果をだせるのではないか、ということで実験してみたのが冒頭の写真。家のベランダからの風景が、おもちゃのようになった。
駐車場近辺の部分だけを残し、遠くにいくほど「ぼかし」が入るように加工してみると、たしかにミニチュアっぽく見えてくる。もっと丁寧に幾層にもぼかしていけば、さらにリアルになりそう。
ビルなどの高所からいろいろな街の風景を撮りたくなった。
ずいぶん前からあるみたいなんだけど、いまさらGoogle trendsにはまってる。いくつかのワードを入力すると、Googleでの検索件数からそれぞれの単語の時系列のトレンドがわかるというサービス。
たとえば、ブログの女王対決。真鍋が伸び悩んでいるうちに、しょこたんに猛追され軽く追いぬかれていった様子がありありとわかる。2007年頃から若槻が猛追するものの、ブログ終了にともないまた急落してるみたい。
しょこたん,
若槻千夏,
真鍋かをり
もっと役に立ちそうな比較として、SNSサービスのトレンドの比較。facebookとかmyspaceに比較するとmixiって全然世界的にはマイナーなのがよくわかる。意外にorkutが善戦してる。
orkut,
mixi,
myspace,
facebook
あと、例えばハイテク企業対決のトレンドを見て株を買ったりしたら儲かりそうな気もしてきた。やっぱりGoogle強いわ。
sony,
apple,
microsoft,
google
それにしても、こうした協力なツールを無料で公開してしまうんだからGoogleは凄い。こんなことを調べていた調査会社なんて、やってられんわって気分なのかもしれない。
お金が無尽蔵にあったら、やってみたい妄想。
- 家のメインマシンにはMacPro、もちろん最速3.2GHzの8コアで
- メモリ、HDDともにフルスペック
- 最速のビデオカードを2枚差し
- モニタはもちろん30インチApple Cinema HD Display x 2
- 外出用にMacBook air
- 必要なデータはTime Capsuleで共有。作業用に1TB、バックアップ用に1TB
- .MacのVPN機能で必要なデータはどこからでも利用可能
あー、楽しそう…。総額いくらになるのだろうか。アル・ゴア氏には、是非、実現してもらいたい。
まあ人並に、年末年始を過ごす。
大晦日はビールをだらだらと飲みながらTVを眺めつつ、オオゼキで買ってきた刺身を食べる。ブリとヒラメと鮭。どれも油がのっていてうまい。シメには生そばを茹でて、お惣菜コーナで買ってきた海老天を載せて、天ぷらそばにする。こちらも美味。気持ちよくなって12時前に寝てしまう。夜中に近所の池尻稲荷で初詣しようかと思っていたのだが、結局行かず。
元旦は朝起きて準備を整え、松戸の実家に年賀のご挨拶と宴会。父方の実家(高知)の名産である鰹のたたきや、義姉の実家(神戸)から送られてきた蟹などを貪り食べながらまた飲む。1歳ちょっとに成長した甥が、いつの間にか一人で歩きまわるまで成長していて驚く。単純な動きを何度も繰り返しては、キャッキャと笑っていて、見ていて楽しい。小さな子どもが一人いるだけで、家族全体の空気が和む。
夕刻に松戸を出発し、今度は横浜にある奥さん方の実家に伺う。電車を乗り継ぎながら、2時間弱の長旅。20時頃にようやく到着。
おせちをいただきながら、また飲む。お煮染めや数の子など、普段食べないものが多く、うまい。飲みながら、近況を義母に訊かれては、ぼそぼそと説明したりしつつ過ごす。自分の両親の近況や親戚のことなどをまるで知らない(憶えていない?)ことが判明。普通はどのくらい知っているものなのだろう…。この日はこのまま横浜で一泊。
翌日朝遅くに起床して、お昼をご馳走になる。そして、箱根駅伝を眺めながら、また飲む。刺身がうまい。
昼過ぎに横浜を出て、夕方池尻に帰宅。今日は、自宅でのんびりする予定。
写真は奥さん方の実家の飼い猫「サスケ」。他人の靴下が大好き。
新年早々、リアルで強烈な悪夢にうなされた。
巨大な階段教室の教壇に立っている。授業が始まるまでまだ間があるようで、学生はまだ席にはいない。ああ、今から授業しなきゃならないのか、ということで鞄から教科書のような本を取りだして読んでみる。が、その内容は超難解な哲学書のような感じで、同じ部分を何度読んでも全く内容が理解できない。仕方がないので目次を読んで全体の流れをつかもうとするが、目次に羅列されている言葉自体が全く理解できない。一応日本語のようではあるのだが…
あたふたとしているうちに、席にはちらほらと学生が集まり始める。焦りながら必死で教科書を熟読、しかし理解できない。気がつくと教室は学生でいっぱいになっている。もう絶対に講義は無理なので、苦し紛れに、今日の授業はみなさんにディベートしてもらいます、と宣言する。
これで一安心と思いきや、マイクを回すと皆口々に授業に対する批判を論理的に語りだす。場の空気は完全にアウェイ。沢山の学生がこちらを不満そうに睨み、マイクを渡すとみな口々に批判を口にする。つらい。いつまでこの状況が続くのだろうと途方に暮れていたら目が醒めた。
新年は空気が澄んでいるので、空が本当にきれい。今年はこの空のように澄みわたった一年になるかどうか…